実績非公開特約は、公開されると困る企業さまへの救済策
永彩舎ではご契約に際し「実績非公開特約」というものをご用意しています。永彩舎でその記事を手掛けたという事実を口外しないことを確約するもので、かなり限定された形の「秘密保持契約(NDA)」のようなものとお考えいただけます。
- 運用サイト単位で3万円
※総額表示義務に対応していますので、上記は税込み価格です(ご安心を)。
実績非公開特約は、発注の度に必要になる契約ではなく、基本的には一担当者さまが一度ご契約いただければその効力は持続します。ただし、厳密なところでは「運用サイト単位の契約」としているため、2サイト以上で永彩舎の記事を活用したいというケースだと、同じご依頼者さまであっても2契約分必要になるケースもあります。
Ex)記事コンテンツの提供企業のような場合で、色んな顧客サイトのHPで永彩舎の記事を活用したい場合
ご負担がやや大きくなるのは致し方なし…
ご利用料金については「少し高いのでは?」とお感じになる担当者さまもおられると思います。これについては「あまり安くしてしまうと皆さんお付けになられてライターとして公開できる実績がなくなってしまう…」という事情が影響しています。
ご依頼をされる側はあまり意識されないと思いますが、「無記名記事&執筆事実を公開できない」という条件は、執筆者(ライター)の可能性を極端に封印してしまいます。誰しも、どのような文章を書くのかもわからないライターに(実績を隠そうとするライターに)自社サイトの記事制作など依頼できませんよね。
つまり、「実績非公開」という条件で拡がりのない「点の作業」を請け負っていると…、皆がそのようなオーダーを投げてくると…、そのライターはオーダーが来なくなった時点で滅びてしまうということなのです。発注する側はこの部分をあまり考えておられませんが、それを望んでいなくてもそれを強いてしまう可能性のある契約が「実績非公開」というものなのです。
このようなことから、「権利的なものの封印」という意味も含め、やや大きめの負担を求めざるを得ないのは致し方なしとご理解ください。
最低半年、あるいは30本納品までは責任を持ちます
決めごととして一つ注意点がございます。永彩舎としましては、一度契約したからと言って「専属ライター」のような形で何年もお仕えすることをお約束することはできません。とは言え、「実績非公開特約」をお付けいただいておきながら「3本や4本でもう止めます…」というのは失礼だとも感じます。
このため、「実績非公開特約」をお付けいただいた場合については、①「最低半年(最初の契約日から6ヶ月)」、②「少なくても30本まで」のいずれかが満了するまでは執筆対応いたします。そこまでしか対応しないというわけではなく、最低限そこまでは責任を持ちますという意味です(もっと継続する可能性はもちろんあります)。
実績非公開特約を付けていない場合は必ず公開されるの?
永彩舎が執筆させていただいた記事に関しては、特に全てを実績公開しているわけではございません。ただ、Googleランキングは日々変化していくものであるため、古いデータよりも新鮮なデータを前向きに活用させていただきたいという思いもあります。
こちらとしましては、各Webサイトさまの営業の邪魔をするつもりはございませんが、「こちらで手掛けた事実」は著作権を買い取っても回収できないものであることをご理解ください。「ゴッホの描いた絵は永遠にゴッホの描いた絵」であって、ゴッホが生きているなら彼自身がその絵画を指さし「私が描いた」と言っても現著作権者(今、作品の知的財産権を持っておられる方)への権利侵害ということにはならないのです。
このようなことから、「実績非公開特約」なしで行かれる場合につきましては、「どこかのタイミングでもしかしたら実績公開という形を取るケースが出てくるかもしれない…」ということになります(可能性として…の話です)。「それは困る!」ということであれば、予めご契約時にその旨ご相談いただき、後々トラブルにならないよう前もって「実績非公開特約」を付けていただきたいと考えます。
このような事前案内が、永彩舎の「誠実さ」だとご理解いただきたい次第です。
実績非公開特約は、ご契約前にお付けいただくのが基本
「もしもGoogle評価が上がってきたらお願いすれば良いか…」というお考えについては、その時にこちらで同意できるか約束できかねます。初めからある程度長期的に付き合っていきたいというプランニングでしたら、ご契約時にご相談いただいた方が安心だと思います。
それに、元々Webサイトをお持ちのご依頼者さまで、ある程度の記事本数が既に揃っておられる場合については、私の記事はすぐにGoogle上位に登場すると予想できます。これまでの傾向を見ての話なのでお約束まではできませんが、「後々付ければ…」というお考えではなく最初に手を打っておくことをお勧めします。
ちなみに、当サイトの立ち上げ(Web上の公開)は2020年12月中旬ですが、約二か月後の2021年2月末で2本のGoogleトップ表示記事があり、5本程度はトップページ(1位から10位まで)の表示となっています。
あまり自慢できるような状態ではありませんが、バラバラのカテゴリーで実質10本程度のオリジナル記事でこの結果です(当サイトはそもそも方向性が迷走しています 笑)。明確にターゲットが定まったサイトで半年程度しっかりと入稿し続ければ「ある程度短期間で結果が付いてくる!」とご想像いただけるのではないでしょうか(もちろん、HTML等の適切な文法表記、画像のalt設定、その他のSEO対策など、抑えるべき基本は押さえていることが前提ではあります)。
重要:「実績非公開特約=別名表記可能」ではありません!
「実績非公開特約」をお付けいただいた場合であっても、「貴社が書いたことにさせていただく」というわけではありません。ただ、私が手掛けた事実を主体的に公開するようなことはしないとお約束させていただくだけです。
このため、もしも「別名表記」されるようなことがあれば、当然この特約は無効になりますし返金などもできません。それどころか、「著作者人格権」の侵害となるため、是正していただくよう求める可能性があります。
いくらお金をご用意いただいても、自分が書いていないものを自分が書いたことにすることはできず、事実は事実として未来永劫続いていきます。実績非公開をお付けいただいた場合でも事実関係は書き換えられませんので、この点は誤解してしまわないようご注意ください。
本来はライター名やペンネームを表示するのが正しい形
「実績非公開特約」は、永彩舎でオリジナルで設定させていただいたものですが、正直なところ「このようなものを考えなければならない世の中はどこかおかしい…」と強く感じています。「プロのライターに記事執筆を頼むこと」は恥ずべきものでも何でもございません。実際に慎重に下調べをなされ、「このライターに…」を厳選してオーダーなされているわけですし…。
なので、その事実について「見つからないように…」と読者の目から隠そうとされるのではなく、ライター名や執筆者側が希望している表示形態(ペンネームなど)を掲げ、「そのライターの記事品質は信用に足るものであること(そう考えて頼んだ事実があること)」を正々堂々と示せば良いと考えています。
見ていて非常に気持ちの良い理想的なサイト運営としては、以下のようなサイトがございます。クラウドソーシング業界最大手「ランサーズ」のクライアントさまですが、複数回掲載の際にはしっかりとライター名を表示され、清く正しくサイト運営されているようです。
クリニックや弁護士事務所などの公式ホームページではなかなかそうはいかないとは思いますが、どうにかして「ライター名を表示すること」を前提にコンテンツ配置いただきたいなと感じます(理想形として…)。
なお、永彩舎ではこのような「記名記事」こそがWebメディアのあるべき形だと考えています。このため、独自に「ペンネーム表示割引」というものを作り上げ、このモラリティーを推進しているところです。文字単価で-0.5円安く抑えることも可能になりますので、「記名記事」で問題ないWebメディア担当者さま前向きにご活用いただきたい次第です。
ということで、少し話が逸れてしまいましたが、この「実績非公開特約」は、そうは申し上げてもやはり事実を封印したいと願うWebサイトさまがおられることを受けての「苦肉の策」という位置づけになります。永彩舎としては、ライターの権利が脅かされることのないよう、各Webサイトさまが適切にライター名(もしくはペンネーム等)を表示する世の中になることを願っています。
ご依頼時は遠慮なさらず、お気軽にお申し出ください♪
ご覧いただきましたように「記事制作の外注事実を隠したい」という立場について、永彩舎では幾分ネガティブな捉え方をしています。とは言うものの、現実問題としてそのような立場があることも私自身は重々承知しております。
「記事制作」を事業サービスとして提供する立場ですので、安全を期して「実績非公開特約」を付けておきたいということであれば、その形で精一杯誠実に対応させていただきます。
一度こちらの料金をお支払いいただければ、たとえご契約が終了しているケースにおいてもその特約が及ぶ範囲のオーダーを実績として口外することはございません。著作者人格権が侵害されたりしない限り、この点は必ずお守りいたします。
「少し依頼しにくい…」といった印象を…あるいは今現在お持ちだとは思いますが、ビジネスはビジネスとしてドライに処理可能です。必要に応じ遠慮なくお申し付けくいただければと思います。最後まで丁寧にお読みいただき、ありがとうございました。