マイナポイント申請 スマホやPCがないガラケー派もOKの手順

マイナポイント受け取り スマホがない人 PCが苦手な人 社会制度系コラム
マイナポイント(第二弾)に関連して、スマホやPC操作が苦手、あるいはガラケー派で対応できない場合のマイナポイント受け取り申請方法について解説します。まだマイナンバーカードを取得していないんだけれど、「本当に自分もマイナポイントを受け取れるのか?」が気になっておられる方も多いと思います。手段はございますので、こちらの記事でご確認ください。
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マイナポイントの申請手続き(受け取り手順)

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マイナポイントの受け取り申請は、一般的にスマホやPCから行なわれます。ただし、スマホやPCがなければマイナポイントが受け取らない…というわけではありません。市役所やコンビニのマルチコピー機(ATM)を併用すれば、スマホやPCをお持ちでない場合も、誰に頼ることなくマイナポイントを受け取れます。

「スマホやPCなどが操作可能な場合」と「スマホやPCを使えない場合」で、マイナポイント申請に関わる手続きフローは異なってきますので、両方のケースに対応できるようにそれぞれ分けて解説いたします。

マイナポイント受け取り手順(スマホやPCが扱える場合)

「マイナポイント(第二弾)」の受け取りフローは一般的に次のような流れを辿ります。こちらは「スマホ保有者やPC操作が可能な人」の一般的な進め方です(スマホやPCが不可能場合は、後述の方法をご覧ください)。
マイナポイント(第二弾)受け取りフロー【一般】
  • STEP1
    マイナンバーカードを取得
    地域の市役所に出向くか、マイナンバー申請用WEBページなどからマイナンバーカードを申請します(申請用紙をお持ちなら、そちらに必要事項を記載し写真を貼って郵送で申請することも可能です)。

    この際には「マイナンバーカード申請用ID」と「写真(縦4.5cm×横3.5cm)」が必要になります。もちろん、自分の住所について正確な情報を把握している必要もあります。

    マイナンバーカードの申請手続きが済むと、1ヶ月以内くらいでお住いの市役所から「マイナンバーカードができました」の案内ハガキが来ます。これを持ってマイナンバーカードを受け取りに行きます(※郵送で受け取ることはできず、マイナンバーカードの受け取りについては基本的に本人が市役所まで出向く必要があります)。

  • STEP2
    公金受取口座を登録する
    スマホの場合「マイナポータル(アプリ)」をインストールしてください。PCの場合は「マイナポータル」というwebページに行って手続きします。

    いずれの場合も「マイナンバーカード」に加え、受け取り時に設定した「利用者証明用パスワード(数字4桁)」が必要になります。こちらでログインして手続きする形になります。

    また、言うまでもなく登録する「金融機関情報(金融機関名や店名、口座番号や口座の名義情報など)」が必要です。

  • STEP3
    マイナポイントの受け取り申請
    スマホの場合は「マイナポイント(アプリ)」をインストールして「申込む」というボタンから手続きを進めます。

    PCから操作する場合は、STEP2の「公金受取口座の登録」手続きのまま「マイナポータル」上でマイナポイント(第二弾)の受け取り手続きに進みます。既に「公金口座」の登録が済んでいるはずですので、マイナポイント(第二弾)の申請画面で、「公金受取口座の登録」と「保険証としての利用申し込み」にチェックして承諾します。

    次に、100種類程度ある「キャッシュレス決済サービス」の選択に移ります(頭文字を選択すれば、それに該当するキャッシュレス決済サービスが羅列表示され、そこから選ぶような形になっています)。

    希望の「キャッシュレス決済サービス」を選択したら、「決済サービスID」と「セキュリティーコード」と呼ばれるものの入力が求められます。

    この「決済サービスID」と「セキュリティーコード」はたとえば「楽天Edy」や「nanaco」などの物理カードであればカード裏面に記載されていることが多いですし、スマホにインストールする「PayPay」などであればアプリ上で確認できるはずです(わからない場合は「〇〇pay マイナポイント申請 決済サービスID セキュリティコード」のようにキーワードを入れてググると良いでしょう)。

    ※なお、マイナポイントの受け取り申請自体は、マイナンバーカードがあればコンビニの「マルチコピー機(ATM)」からも可能です。ただし、「公金受取口座」の登録手続きはコンビニからはできません。銀行で直接登録することも今のところできません。現状、スマホやPCで操作できない場合は「市役所」でのみ公金受取口座の登録が可能です。

    公金受取口座の登録を未完のまま「マイナポイント第二弾の受け取り」申請を終えても、「公金受取口座」を登録し終えるまでは公金口座登録分の7,500ポイントは受け取れません。よって、スマホやPCがない場合や、PCがなくスマホに「マイナポータル」をインストールできないようなケースでは、最初からマイナンバーカードを市役所に受け取りに行ったときに、同時手続した方が良いです。そのあたりを後述しますので、スマホやPC等対応不可の場合はそちらを見ながらお手続きください(コンビニで行けるんでしょ?と部分的情報だけで動いてしまうと、二度手間になってしまいます)。

マイナポイント受け取り手順(スマホやPCが扱えない場合)

特にスマホやPC操作ができない(持っていない)という場合、「自分はマイナポイントをもらえないのでは…」と思っているケースが多いと思います。手段はありますので、安心して読み進めてください。 では「スマホやPCがない場合のマイナポイント受け取り手順」に関して、無駄のないフローをお伝えします。

マイナポイント(第二弾)受け取りフロー【スマホやPCが不可の場合】
  • STEP1
    マイナンバーカードを取得
    地域の市役所に出向いてマイナンバーカードを申請します(あるいは、申請用紙をお持ちなら、そちらに必要事項を記載し写真を貼って郵送で申請することも可能です)。

    マイナンバーカードに表示されることになる「6ヶ月以内に撮影した写真(縦4.5cm×横3.5cm)」に加え、保険証や免許証などの「身分証」も持って行きましょう。また、紙カードの「個人番号カード」を保管されていた場合は一緒にお持ちください。「マイナンバーカード申請用ID」がわかる場合はそれも持参した方が良いですが、住民登録がされている市役所であれば「身分証」などから割り出してくれるはずです。

    マイナンバーカードの申請手続きが済むと、1ヶ月以内くらいでお住いの市役所から「マイナンバーカードができました」の案内ハガキが来ます。これを持ってマイナンバーカードを受け取りに行きます(※郵送で受け取ることはできず、マイナンバーカードの受け取りについては基本的に本人が市役所まで出向く必要があります)。

  • STEP2
    市役所で公金受取口座を登録する
    スマホやPCがない場合、あるいはその操作が苦手な場合は、マイナンバーカード受け取り時に、そのまま市役所で「公金受取口座」の登録をお願いしましょう。市役所でマイナンバーカードを受け取って直ぐに帰宅するのではなく、そこでそのまま「公金受取口座も登録したい」と係りの者に伝えましょう。

    「マイナンバーカード受け取り時の市役所で、そのまま公金受取口座(=紐づけ用銀行口座)の登録処理を願い出ること」が最大のポイントです。

    全国どこの市役所でも対応してもらえるはずですが、念のため事前に「ついでに公金受取口座も登録したいのですが大丈夫ですか?」と問い合わせておくと安心でしょう(混雑状況で後回しされてしまう可能性などもありますので…)。

    よって、「マイナンバーカードができました」のハガキを受け取った際は、そのハガキのみを市役所に持参するだけではなく、公金口座が登録できるように次の金融機関情報についても持参する必要が出てきます。

    マイナンバーカードに紐づけたい「金融機関名、支店名、口座番号、口座名義(本人のもの)」などの情報についても、マイナンバー受け取り用の「ハガキ」と共に持参して市役所に行くということです。

  • STEP3
    マイナポイントの受け取り申請
    市役所で「公金受取口座」の登録まで終えた後は、次にコンビニエンスストアの「マルチコピー機(ATM)」からマイナポイントの受け取り申請手続きを行ないます。

    コンビニのマルチコピー機には、マイナンバーカードを読み取って住民票を発行するなどの機能があります。この延長上で、コンビニからでも「マイナポイントの申請手続き」が可能となっています。
    マイナポイント受取先の「キャッシュレス決済サービス」を選び、マイナポイントを申請するだけの処理

    マイナンバーカード」とマイナンバーカード受け取りの際に登録した「パスワード」を持って、コンビニエンスストアに行ってください。

    また、マイナポイント受け取り先の「キャッシュレス決済サービス」の選択時には、それに紐づいた「決済サービスID」と「セキュリティーコード」の入力が求められます。

    マイナポイント申請コードの入力 楽天Edy

    画像出典:楽天Edy 電子マネー「マイナポイントの申し込み」

    この「決済サービスID」と「セキュリティーコード」はたとえば「楽天Edy」や「nanaco」などの物理カードであればカード裏面に記載されていることが多いです(スマホやPC操作が苦手な場合、おそらく受け取り希望されるキャッシュレス決済サービスは電子マネー系の物理カード、あるいはクレジットカード関係だと思います。

    楽天Edyカード裏面 マイナポイント申請コード

    画像出典:楽天Edy 電子マネー「マイナポイントの申し込み」

    大抵は「カードの裏面」に記載されていると思います(楽天Edyカードのように、入力順序に対して逆になっている場合もあります)。わからない場合は該当コールセンターなどへお問い合わせください。

    では動画を見て事前にコンビニでのマルチコピー機(ATM)操作を確認しておきましょう(以下はセブンイレブンの例です)。

    操作としては、コンビニのマルチコピー機やATMで「マイナンバーカード」を挿入し(あるいは乗せ)、パスワードを入力して手続きする形になります。

    ①「マイナンバーカード取得」に関するポイントの受け取り申し込み(第一弾該当の5,000ポイント)、②「健康保険証としての利用」に関するポイント受け取りの申し込み(第二弾該当の7,500ポイント)、③「公金受取口座の登録」によるポイント受け取りの申し込み(第二弾該当の7,500ポイント)といった流れです。

    次に「利用規約」に同意後、100種類程度ある「キャッシュレス決済サービス」の中から希望のものを選択します(頭文字を選択してキャッシュレス決済サービスを羅列表示させ、そこから選ぶような形になっています)。

    マイナポイント受け取り希望先の「キャッシュレス決済サービス」を選択した後は、前述したように「決済サービスID」と「セキュリティーコード」を入力し、これが正しく登録されていればマイナポイントの受け取り申請手続きは終了です。

  • STEP4
    マイナポイントが付与
    マイナポイントの付与タイミングは各「キャッシュレス決済サービス」によって異なります。どれを選ぶかによって、マイナポイント付与までが早い遅い等ありますので、事前に調べて申請した方が良いとは言えます。

    例えば「PayPay」だとポイント付与は翌日で最も早いと言えますが、スマホが利用できない場合はそもそも使えません…。一般的なところで言うと、各月月末までに申請された分が翌月の〇日までに付与される…といったサイクルが主流です。

    当サイトとしては、スマホ保有者には「PayPay」でのマイナポイント取得をおススメしていますが、スマホがない場合は物理カードでマイナポイントを受け取れる「楽天Edy」あたりが良いと判断しています(ただし、ポイント付与が遅いので、申請後そこそこ待つ時間ができてしまいます)。

マイナポイント申請の関連情報

マイナンバーカードの取得

マイナポイント申請手続きについて整理させていただきます。まず大前提としてマイナポイントの受け取りには期限がございますので、こちらを押さえた上で早めに手続きを行なう必要があります。

・マイナンバーカードの申込み期限:2023年(令和5年)3月1日
・マイナポイント申込み期限:2023年(令和5年)??月末
マイナポイント受取りに関わる「マイナンバーカード」の発行申請期限は2023年3月1日と延長されました(2022年12月20日に公表)。これに対し、マイナポイントの受け取り申請はここから更に一定期間を経て終了となるはずです。現状この受け取り申請期限まではアナウンスされていませんが、おそらく+2ヶ月程度(2023年4月末頃?)と思われます。わかり次第紹介させていただきます。

マイナンバーカードの申請期限の延長経緯と公表

マイナポイントの普及が期待したほどに進んでいないためか、政府は再びマイナポイント第二弾の対象となるマイナンバーカードの申請期限を2023年(令和5年)2月末まで延長することに決めました。 元々は「2022年(令和4年)9月末まで」だったものが「2022年(令和4年)12月末まで」と延長され、再び「2023年(令和5年」)2月末まで」と正式に改められ(2022年12月20日の発表)、最後の最後でネット回線や市役所の窓口などが混雑したらしく、最終日の2月28日にもう1日延長し令和5年3月1日を期限にするということになりました。

マイナンバーカード申請資源とマイナポイント申請期限 (出典:総務省マイナポイント事業)

【出典:総務省マイナポイント事業】

このようなことから、まだマイナンバーカードをお持ちでない方であっても、これから写真を準備するような流れで十分マイナポイントの取得まで到達できます♪「もう間に合わない…」と諦めていた人もぜひ頑張ってみてください!

マイナポイント第一弾と第二弾の付与ルールの違い

マイナポイント第一弾と第二弾では、ポイント付与のルールが異なります。少しややこしいですが以下のようになっています。念のため、もう一度整理しておくと良いでしょう。

マイナポイント「第一弾」…何かしらの決済(お金の使用)が必要

マイナポイント 付与ルール 第一弾 5000円

マイナポイントの「第一弾」は、マイナンバーカードの新規取得を条件とするものです。受け取り先として選択した「キャッシュレス決済サービス」を利用する度に、利用金額に対して25%分のマイナポイント最大5,000円に達するまでポイント付与される仕組みとなっています。

たとえば、その「キャッシュレス決済サービス」に2,000円分チャージ(あるいは決済)すれば、所定の期間を経てマイナポイントとして2,000円×25%の「500円」分がマイナポイントとして付与されます(使用金額に合わせて都度キャッシュバックされるようなイメージです)。

第一弾のマイナポイント付与の最大値は5,000円なので、合計20,000円分キャッシュレス決済サービスが使われるまで、トータルで5,000円分までマイナポイントがもらえる仕組みです。

なお、マイナンバーカード新規取得者などの場合、マイナポイント「第二弾」が実施されている最中であれば、マイナポイント「第一弾」も併せて申請できます。現在「マイナポイント第二弾」の時期だから、過去の「マイナポイント第一弾」はもう申請できない…というわけではありませんので一緒に申請しましょう。

マイナポイント「第二弾」…決済やチャージなどのお金が不要

マイナポイント 付与ルール 第二弾 7,500円+7,500円=15,000円

マイナポイントの第二弾については、決済やチャージなどが不要です(マイナポイントをもらうためのお金の使用も一切必要ありません)。保険証の利用登録」で7,500円分のマイナポイント、「公金受取口座の登録」で7,500円分のマイナポイント、合計15,000円分のマイナポイントが付与されるものです。

前項で案内させていただいたように、「公金受取口座」を登録してマイナポイント第二弾の受け取り手続きを完了しておけば、現金チャージや決済などが一切必要なく、所定の期間を経て自動的に合計15,000円が「自分の選んだキャッシュレス決済サービス」に残高として反映されます。

よって、マイナンバーカードの新規取得者が「第一弾」も「第二弾」も申し込んだ場合は、現金チャージや決済などを何もしなければしばらくして15,000分のマイナポイントのみが付与されます。あるいは、直ぐに20,000円分の現金チャージや商品決済などをした場合は、後ほどマイナポイント付与のタイミングでトータルで20,000円分のマイナポイントがもらえることになります(この場合、2万円使って4万円分の買い物ができるという計算になります)。

公金受取口座(自分の銀行口座情報)を紐づけるのはなんか怖い…場合は?

貯金 貯蓄 お金 銀行

既にご案内しておりますが、マイナポイント(第二弾)を受け取るにあたっては、任意の金融機関情報を一つは紐づける必要があります(公式では「公金受取口座」と案内されています)。希望するなら、二つ三つと紐づけることも可能です。

この個人の金融機関の口座情報に関しては、「なんだか勝手に覗かれそうで怖い…」と感じている方もおられるかもしれません。そのような可能性は限りなく低いとは思いますが、「お金の情報は絶対に第三者に見られたくない!」と思っているのであれば、それ専用に「残高ゼロの銀行口座」を用意する手があると思います。

新規で銀行口座を開設し、「残高ゼロ」をキープする前提でこの銀行口座情報をマイナンバーカードに紐づければ解決です。何かのタイミングで「給付金」が全国民に一斉支給されるケースがあるかもしれませんが、この際、登録した「公金受取口座」に入金されてしまった場合についてはすぐに出金すれば問題ないはずです。

手っ取り早く銀行口座を開設したいという場合は、筆者のおすすめとしてネット銀行の「住信SBIネット銀行」、「ソニー銀行」、「GMOあおぞらネット銀行」あたりが良いと考えています(筆者は上記全て保有しています)。

筆者は仕事の都合上「PayPay銀行」や「楽天銀行」といったネット銀行口座も保有していますが、コンビニATMを無料で利用することを意識するなら、前述の3つのネット銀行が使い勝手は良いはずです。

住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」「GMOあおぞらネット銀行」あたりはコンビニATMでの入出金や他行の振込が無料にできる回数が比較的多いことから、「公金受取口座用に一つ…」と思うならいずれかを選んでおけばスムーズでしょう。

なお、後から「公金受取口座」の情報を変更することも可能ですので、過度に神経質にならず、使いやすいもので仮に覗かれても支障のない銀行口座を登録しておけば良いと思います。

まとめ

ハートフルライフ 調和のある暮らし

当記事では、スマホ操作やPC操作が苦手な方をメインターゲットとして「マイナンバーカードの取得」から「マイナポイントの受け取り申請」までの流れをご案内しました。ポイントとしては、スマホやPCがない場合の「公金受取口座の登録」は現状「市役所」でお願いするしかないということです。また、その手続きを終えた後で、「コンビニのマルチコピー機(ATM)」からマイナポイントの受け取り申請を行なえば「スマホやPCはなくても大丈夫!」という結論になります。

補足的に「マイナポイント第一弾」と「マイナポイント第二弾」の付与ルールの違いや、公金受取口座の登録にまつわる不安に応えられる記事にさせていただきました。「マイナンバーカード」や「マイナポイント」に及び腰だった方々、うまく当記事をご活用いただければと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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