PiTaPa(ピタパ)利用料 ビジネス口座から引き落とす方法

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主に関西エリアで利用されている交通系ICカードの「PiTaPa」について、ご利用代金をPiTaPa使用者である個人事業主の事業用ビジネス銀行口座から引き落とす方法についてご案内します。本来、PiTaPaは法人名義や屋号付きの銀行口座を引落口座に設定することはできませんので、少しアイデアを凝らす必要があります。手段はありますので、こちらの記事でご確認ください。

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手段1)「三井住友カード ビジネスオーナーズ」付帯のPiTaPaを利用

三井住友カード ビジネスオーナーズ 三井住友PiTaPaカード

個人事業主の方で事業用の銀行口座(屋号付き銀行口座)からPiTaPa利用分を引き落としたい場合は、「三井住友カード ビジネスオーナーズ」に付帯する「三井住友PiTaPaカード」を使うようにすると良いでしょう。

注意点としては、PiTaPaを付帯させる三井住友のクレジットカードは、ノーマルの「三井住友カード(NL)」ではなく、「三井住友カード ビジネスオーナーズ(NL)」である必要があります。こちらビジネス系のクレジットカードでないと、「屋号付きの銀行口座」をカードの引落先として設定できません(※ちなみに、NLはナンバーレスの意味で、クレジットカードの券面に番号が表示されていないものです)。

「PiTaPaベーシックカード」だと屋号付き銀行口座は設定できない

ご存じない方のために調べさせていただいた情報を共有しておきます。ノーマルの「PiTaPaベーシックカード」では、公式Q&Aの中にある通り「屋号付きの金融機関口座」を引落先に設定できません。

PiTaPaベーシックカード ピタパベーシックカード

Q:引き落としの金融機関口座を法人名義または屋号付口座にすることができますか。

A:できません。必ず本会員であるご本人名義で、屋号(肩書)のない個人名義の金融機関口座でお申し込みください。

出典:PiTaPa公式HP よくあるご質問(お申込みについて)

これを見ると、いずれのクレカにも紐づいていない無印の「PiTaPaベーシックカード」だと、個人事業主の銀行口座から直接引き落としてもらうことができないことがわかります。

【裏技】クレカに紐づくPiTaPaなら屋号付き口座を設定できる場合も…

上記Q&Aは、あくまでもノーマルの「PiTaPaベーシックカード」についての金融機関口座設定ルールです。このルールは覆せませんが、別の角度から攻めることはできます。

ずばり、「三井住友カード ビジネスオーナーズ」に付帯させられる「三井住友PiTaPaカード」を選べば良いというのが結論になります。こうすれば、「PiTaPaベーシックカード」のルール適用を避けて、自分の屋号付き銀行口座から引き落とすことができます(他にもビジネスクレカでPiTaPaカードを付帯させられるものがあるなら、同様にビジネス口座から振替できる可能性があります)。

一般男性

「三井住友カード ビジネスオーナーズ」ってどんなカードですか?

筆者

三井住友カード ビジネスオーナーズ」は、法人代表者や個人事業主の利用を想定した年会費無料のナンバーレス・クレジットカードです。

このようなカード特性から、利用料金の支払いに関する引落口座(口座振替)は、当然「屋号付きの銀行口座」で問題ありません。そしてこのクレジットカードに「三井住友PiTaPaカード」を付帯させれば、PiTaPaの利用料は「三井住友カード ビジネスオーナーズ」で設定したビジネス用の屋号付き口座から振替えられるというわけです。

なお、「三井住友PiTaPaカード」の年会費ルールについては、ノーマルの「PiTaPaベーシックカード」と同じです。年に一度でも使用すれば年会費や手数料などが発生しません(1年間に一度も使用しないと、維持管理料1,100円(税込)が請求されます)。

また、銀行口座を設定する際は、特に「三井住友銀行(ビジネス口座)」でなくても、筆者のようにたとえば「GMOあおぞらネット銀行(屋号付きビジネス口座)」であっても構いません。

筆者

筆者のビジネス上のメインバンクは「GMOあおぞらネット銀行(個人事業主口座)」ですが、こちらであっても「三井住友カード ビジネスオーナーズ」の引落先として設定することができました。

 

注意)クレカ付帯のPiTaPaは、クレカ利用料とまとめて請求される

クレカ付帯のPiTaPaの場合、利用料の引落はクレジットカード設定の引落日になります。また、PiTaPaで利用した利用料は、当該月に利用したクレジットカードの利用料と合算されて請求されます。つまり、銀行口座側の引落履歴としては、一つまとまった請求が記録されるだけになります。このうちいくらがPiTaPa利用料なのかは表面上わからなくなると言えます。

クレジットカード利用分とPiTaPa利用料は合算請求となり、銀行口座側の引落履歴だけでは、請求内容がわからない状態となる

記帳の際は、PiTaPa倶楽部で利用代金の明細照会を♪

銀行口座の引落履歴だけではそのクレジットカード利用料の内訳が不明瞭になりますが、これについては「PiTaPa倶楽部」の方で問題解消できます。

ノーマルの「PiTaPaベーシックカード」を利用しているときと同様に、通常通り「PiTaPa倶楽部」でご利用代金・明細照会を確認することはできますので、帳簿への記帳で内訳を把握する必要があるときは「PiTaPa倶楽部」で確認してください。あるいは、クレジットカード側の明細を会員ページ上でチェックすれば、請求額のうちいくらが「PiTaPa利用料」なのかがわかると思います。

このようにPiTaPa単体でいくらなのかが見えにくくはなりますが、クレジットカードに紐づけた場合は「PiTaPa倶楽部」で確認する習慣をつけてしまえば問題ないでしょう。これで事業上使用される経費を一つの事業用銀行口座ですっきりと管理できますので、筆者としては非常にメリットがあると考えています。

手段2)楽天銀行「個人ビジネス口座(屋号なし)」→PiTaPa引落口座に

楽天銀行 個人ビジネス口座 屋号なし

今既にノーマルの「PiTaPaベーシックカード」を持っておられる場合、上述したような形で改めて「三井住友カード ビジネスオーナーズ」を取得するのは面倒に感じるかもしれません。「今使っているPiTaPaベーシックカードの利用分を事業主銀行口座から引き落としたいだけなんだ…」というケースもあるでしょう。

この場合は、先程ご紹介した「PiTaPaベーシックカードでは屋号付き銀行口座を設定できない」というルールに沿う必要があります。裏を返せば、「屋号の付いていないあなたの氏名(のみ)が名義となっている事業用銀行口座であれば、PiTaPaベーシックカードの引落先として設定できる」ということになります。

とは言え、個人事業主が銀行で「ビジネス口座(事業用の口座)」を開設する場合、ほとんどの銀行で「屋号+氏名」や「氏名+屋号」という形の名義設定が求められます。ビジネス口座である以上、事業主本人の「氏名(のみ)」で口座名義を設定できるケースは少ないですし、逆に個人事業主の場合は「屋号(のみ)」のビジネス口座の開設も難しいと思います。ところが、「楽天銀行」ならこれが可能です。

楽天銀行「個人ビジネス口座」は、屋号なし氏名のみの口座開設が可能!

楽天銀行の「個人ビジネス口座」は「屋号のみ」で口座開設はできませんが、屋号を一切入れない「氏名」であれば口座開設することができます。個人ビジネス口座」の場合、パターンとしては、「屋号+氏名」か「氏名+屋号」か「氏名(のみ)」という形であれば口座開設を受け付けてもらえます。公式ホームページで以下のようにわかりやすく説明してくれています。

楽天銀行「個人ビジネス口座」の名義設定ルール

楽天銀行 個人ビジネス口座 設定可能な名義 屋号なし 屋号あり 氏名画像出典:楽天銀行公式HP(個人ビジネス口座を開設できる方)より

上記に沿うと、「氏名(のみ)」を銀行口座の名義として個人事業主が「個人ビジネス口座」を開設することは可能だとわかります。

口座開設には個人事業主であることを示す「開業届」などを提出する必要がございますが、仮に開業届に屋号が記載されていても(個人事業主として屋号を持っていても)、「口座名義としては氏名のみを希望する!」ということなら、「氏名(のみ)」で「個人ビジネス口座」を申請すれば良いでしょう。

楽天銀行「個人ビジネス口座」を屋号なしで申請する場合の注意点

楽天銀行の「個人ビジネス口座」を開設する際、ネット上で手続きを進めていくと、最初の段階で「屋号の入力欄」が登場します。「必須と書かれているためどうすれば良いのか…」と混乱しますが、心配はご無用です。

「屋号」と「屋号(フリガナ)」の欄については、二箇所共に記号の「.(=ピリオド)」を入力すれば屋号を設定しない形「氏名名義でのビジネス口座」として受理してもらえるとのことです。

楽天銀行 個人ビジネス口座 屋号なし 入力方法 ピリオド画像出典:楽天銀行公式HP(個人ビジネス口座開設の入力画面より)

「楽天銀行」でこのように口座開設してしまえば、後は公式ホームページの「PiTaPa倶楽部」の方にログインし、新しくできた楽天銀行の個人ビジネス口座(名義が氏名のみ)を口座振替先として設定し直しましょう。

個人事業主である事業者の中には、屋号を設定しないまま個人名で活動されるケースも少なくないと思います。PiTaPaの引落先をどうするかはさて置き、「屋号なしのビジネス口座が欲しい…」という個人事業主さんは、上記手続きのように楽天銀行「個人ビジネス口座」でピリオドを入力して口座開設すると良いでしょう。

楽天銀行「個人ビジネス口座」は「個人口座」の会員ページから開設!

「個人ビジネス口座」の開設は、楽天銀行の「個人口座」にログインした会員ページの中から行ないます。

楽天銀行のルール上、「個人ビジネス口座」の開設に当たっては既に楽天銀行の「個人口座」を所有していることが前提となっています。よって、まだ楽天銀行で「個人口座」をお持ちでない場合は、「個人口座」の開設後に改めて「個人ビジネス口座」の開設する…という2段階の流れになります。

まず個人口座を取得して、その後にはじめて「個人ビジネス口座」が開設可能!

楽天銀行の「個人口座」でログインすると、下図のようにフッター部分(下部)に目立たない形で「個人ビジネス口座開設」のリンクがございます。「個人ビジネス口座」」の開設は「個人口座」にログイン後にこのリンクを辿って手続きしてください。

楽天銀行 「個人ビジネス口座」開設リンクの場所

PiTaPa利用分をビジネス口座で引き落としたい方は2択のいずれかで♪

ハートフルライフ 調和のある暮らし

当記事では、主に個人事業主の方がPiTaPaの利用代金を自分のビジネス口座から引き落とす方法について解説しました。方法としては以下の2択になります。

ポイント(PiTaPaをビジネス口座で引落)
  1. 三井住友カード ビジネスオーナーズ」を作り、そちらに「三井住友PiTaPaカード」を付帯させる(この際、もしも既に「PiTaPaベーシックカード」を持っているなら後から必ず解約する)
  2. 楽天銀行」で「個人ビジネス口座」を屋号なしで開設し、「PiTaPaベーシックカード」の引落先をこちらに変更する(PiTaPa倶楽部で引落口座の変更を申請する)

もしかしたら他にも方法があるかもしれませんが、筆者が把握できているのは今のところ上記2つです。

ちなみに、筆者が実践しているのは①の「三井住友カード ビジネスオーナーズ」を利用する方法です。この際、以下のように必ず古い「PiTaPaベーシックカード」は解約することを忘れないでください。

「PiTaPaベーシックカード」と「三井住友PiTaPaカード」を2枚持ちし続けないこと!

「PiTaPaベーシックカード」の利用であっても「三井住友PiTaPaカード」の利用であっても、1年間に一度も使用しないと「PiTaPa維持管理料1,100円(税込)」が発生します。このため、既に「PiTaPaベーシックカード」の利用者が新しく「三井住友PiTaPaカード」を保有してしまうと、無駄に1枚分「PiTaPa維持管理料1,100円(税込)」が発生してしまう可能性が高くなります。

使用する「PiTaPaカード」はいずれかの1枚に限定し、もう1枚の方は必ず解約するようにしましょう(なお、「三井住友カード ビジネスオーナーズ」本体については、使用の有無に関わらず年会費は発生しません)。

PiTaPaの引落先をビジネス口座にしてしまえば、帳簿管理が楽になる♪

個人事業主にとって、帳簿への記録は先延ばしすればするほど面倒になっていきます。ビジネス用のクレジットカードに付帯させられる「三井住友PiTaPaカード」であれば、経費の支出を毎月1回でまとめてビジネス口座から振り替えることができますし、そのぶん記帳も楽になってくるはずです(引落日は、三井住友カード ビジネスオーナーズで設定される日と同じになります)。

楽天銀行の「個人ビジネス口座」を使う方法についても、直接「事業用の銀行口座」から引き落とされるようになると、「旅費交通費」とシンプルに記帳して管理できます。また「給付金の申請」や「税務所からの要望」など…何かの場面で第三者にお金の流れを示さなければならない際にもプライベートの支出部分が見られなくて済みます。

ということで、おそらく「個人事業主として屋号を使って物理的に何か取引しているかどうか?」で、「使いやすいものがどちらになるか…」が変わってくると思います。

【補足】ビジネス口座で屋号付きのものを作っておきたいなら…

個人事業主向け おススメ銀行口座 GMOあおぞらネット銀行

当記事のテーマからは少し脱線しますが、「やっぱり、この際だから屋号付きのビジネス口座も開設しておきたい…」とお思いなら、筆者は「GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座」を強くおススメします(楽天銀行と同じように、先に「個人口座」を作ってから「個人事業主口座」を作ることになります)。

GMOあおぞらネット銀行 個人事業主口座のメリット

簡単に「GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座」を利用するメリットについても触れておきます。

GMOあおぞらネット銀行(メリット)
  1. 「個人口座」と「個人事業主口座」間の振替手続きが月何度でも無料
  2. 「個人口座」側でコンビニATMからの出金が最低月2回は無料(入金はいつでも無料)
  3. 「個人事業主口座」からの入出金は都度110円必要だが、「個人口座」の方にお金を振替てから出金すれば手数料の無駄払いが抑えられる
  4. 「個人事業主口座」からの当行宛の振込手数料は無料、他行宛は一律145円(税込)でリーズナブル
  5. 「個人口座」からの当行宛の振込手数料は無料、他行宛も月1回は無料
  6. ビジネス名義で「個人事業主口座」から振込む必要がない場合は、「個人口座」に振り替えてそちらから振り込めば、月1回分の振込手数料はコストカットできる

上記のような特徴があるため、筆者は「GMOあおぞらネット銀行」をメインバンクにして、こちらの個人事業主口座の方を「三井住友カード ビジネスオーナーズ」の口座振替先に設定しています。もちろん、通信費や光熱費などの引落もこちらに集約するようにしていますので、経費の管理がすっきりとします。

こちらの「GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座」には、嬉しいことに「GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカード」の方も付けられますので、併せて取得しておくと経費の振り分けがいっそう便利になります♪

PiTaPaを利用している事業主さんはぜひご検討を♪

少し対象読者が限定されるマニアックな記事内容ではありましたが、おそらく関西圏にお住いの個人事業主さまの中には、筆者のように「PiTaPaの利用分をビジネス口座から直で引き落としたい…」と思っておられた方が少なからずいるはずです。

最近になってようやく「三井住友カード ビジネスオーナーズ(年会費無料)」を経由する方法を見つけましたので、共有させていただこうと思った次第です。「なるほど!」と感じていだけますと幸いです。

懸念事項としては、クレジットカードの作成や銀行口座の開設など、少なからず煩雑な手続きが含まれる点です。とは言え、一度設定してしまえばそれ以後は帳簿管理が楽になり、ビジネス支出と個人支出をすっきりと分けて管理できます。ぜひ時間を見てお手続きしてみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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